中小企業診断士、合格後すぐに独立したらこうなる

中小企業診断士で独立をお考えの皆様、受験を目指す皆様。コネなし、専門性なしでいきなり独立するとどうなるかを赤裸々に書いていきます。皆様の人生設計の一助になれば幸いです

打倒1次試験 その4

自分自身が全然できていなかったので、なんとも恥ずかしいところではありますが、スケジューリングは独学者には大変重要かと思います。

理由は

① 7科目同時に力をつけないと、どんどん忘れてしまうので、インプットするのも大事ですが、いかに忘れないようにするかがカギであること。

② ゴールから逆算していかないとピーキングをミスる可能性がある。

③ 完璧を求めると、どうやっても10か月程度では7科目終わらないこと。

 

があげられます。

試験直前期になると、中小企業診断士関係のサイト、予備校は「60点取れば合格なのだ!!」の大合唱となります。

いやいやそれが難しいじゃい!と直前期自分も吠えていましたが、ちょっと冷静に考えてみるとですね。1次試験の合格率はだいたい20%前後なわけです。これだけで考えると、簿記2級とさして変わらない。乱暴にとらえてしまえば、1次試験合格だけを考えるとすると難易度は国家資格の中では割と簡単な部類に入ります。

つまり1次試験の大切なことは長所を伸ばすよりも短所をつぶすことの方が大事となってくるということです。

理想形としては、5月のGWくらいまでに全科目回して、6月7月は過去問、問題集を回転させ「みんなが獲れる問題は全部獲る」。これで一次突破はかなり高い確率で成功できます。

かくいう私は6月末にようやく全科目回し終わり、7月の模試は撃沈、そこから猛烈な追い上げを見せ、ほぼ当日ぎりぎりに戦える状態になったというのが正直なところです。

 

これはピーキングという意味では大成功だったのですが、それはまた別の機会に書くとして、

「一科目を完璧に理解したら次へ」ではなく、ある程度荒い理解でもスケジュール沿って次へ行くという割り切りも必ず必要になってきます。

 

反論覚悟で言うならば、「財務会計」「経済学・経済政策」以外の科目は努力しても100点は取れない設計になっていると思います。

なにしろ「企業経営理論」は、試験後「テキストを見ながら」やったにも関わらず100点取れませんでした。

 

原因は明白です。「公式テキストが存在しないから」です。公式テキストがある場合、テキストに全く載っていない問題を出すのはブーイングの嵐ですが、テキストがない以上「いやーそっちが勝手に試験範囲を解釈したんでしょ」と堂々と言えます。

つまり60点とれそうな得意科目を100点にまで引き上げて貯金にしようという作戦はコスパが悪いと思います。。(今年は財務会計が易化したため、そういう有能な方もいらっしゃったかともおもいますが。。。)

 

次回は、わたくしが実際に使用した参考書一欄と超個人的レビューをしたいと思います。参考書選びの参考になれば幸いです。