中小企業診断士 独立181日 「2017年中小企業診断士受験をお考えの方へ」
皆様こんにちは。haruです。
2次試験の合格発表も終わり、涙をのんだ方、来年から始めるという方もいらっしゃると思います。
本日は、この資格の考え方について書いていきたいと思います。
とにもかくにも、中小企業診断士試験は2次試験が肝です。
1次試験は、科目合格制度もありますので時間をかけさえすれば、合格はいつか見えてきます。
しかしながら鬼門となるのは2次試験です。
この試験にとって、言い古された言葉ですが、「正解が公表されない」からです。
つまり試験というかまるでコンテストのようなスタイルなわけです。
1000人の受験生の上位20%が合格する。そんなコンテストです。
残酷ですね。いっそ養成課程に行った方がいいかも、、、。なんて私も受験生時代に何度も考えました。
しかし、このコンテストの審査員の方が、日本の経営コンサルタント上位20%の方がお造りになられているかというとそんなことはないわけです。
恐らくは学者様です。
私はここで一つの仮説を立てました。
それであるならば、過去問の研究しかないのではないか?ということです。
最新のコンサルタント技術は日進月歩です。さらに、人それぞれです。つまり正解なんてないわけです。
それを指針にやろうと思ったら問題など作れません。
しかし、会社に潜む問題点というのは、あまり変わりません。
組織、人事、マーケティング、運営管理、財務
ここでどのような問題があるか、というとかなりの確率でフレームにはめることが可能です。しかし、解決策は無数にあります。
であるならば、過去問を研究して、どのような事例ならばどのような問題点があるのかをひたすら研究するしかないと考えたわけです。
そう考えると、受験校に通われている人はやはり圧倒的に有利です。
受験校は、恐らく確実である「問題点の抽出」と「現状の把握」を徹底的に教え込みます。「解決策の提案」は部分点がもらえればOKというスタンスでしょう。結果それで6割近くとれる設計になっているのだと思います。しかもその論点にかんして、専任の講師が日々研究しています。
独学生には圧倒的に不利です。
私は独学で合格しました。それは事実ですが、いつも独学(特に2次に関しては)はお勧めしていません。
受験校の講師をしているからというわけではありません。
圧倒的にコスパが悪いからという理由です。
2次試験に私がかけた金額は、受験校に通っているのとあまり変わりませんでした。
まず、独学用のテキストが少ないし、一つ一つの価格が高い。
やたら模試の金額が高い(1次と違って添削にコストがかかるからでしょうが。。。)
一方やるべきことは、独学生は膨大です。私は過去問の研究だけで(問題を解いていたわけではない)2週間くらいかかりました。
もちろん受験校に通わなければ受からないというわけでは、ありません。
ですが、2次試験に限って言えば、「お金」という理由で独学を選ぶのは少し危険です。
このブログの過去記事を見て、「独学でも簡単に受かる」と勘違いされてしまうとつらいとおもって書かせていただきました。
心から皆様が来年突破されることをお祈り申し上げます。