中小企業診断士 独立153日目 香港二日目 「香港の活力」
皆さんこんにちわ。haruです。
現在香港に来ております。約2週間ほど滞在する予定です。
某大手物流企業様のご協力で様々な視察をさせていただいておりまして、感謝しかありません。必ずや、日本の良いものをこの香港に持って来たいという想いが強くなっております。
香港はとにかくパワフルな場所です。
ある意味歩いているだけで、疲れます。
昔、小さかったころ、東京に出てきて歩くだけで疲れる。そんなイメージを今感じています。
とにかく大都会です。
そんな香港の活力から日本の産業へのヒントが見えてきます。
① 家賃がひたすら高い!!!
ビックリするくらい家賃が高いです。
20平米のマンションで家賃30万円とか、今時東京でもそんなのごくわずかでしょう。
だもんで、多くの人が「家賃のために働いている」そんな印象だそうです。
これは良くも悪くもハングリー精神が働いてくると思います。
恐らく、日本のマンションに慣れ親しんでしまうと、この水準に住もうと思ったらかなりのお金持ちになる必要があります。
安い賃金でもそこそこ暮らせるという日本とはハングリー精神が違うのかなと思います。
② 家賃が高いのに、そこに大勢の人が暮らしている。
これも目から鱗だったのですが、「家が狭い」ので、あまり家にいたくない。
つまり「外で遊ぶ」らしいです。
夜12時でも人がガンガン歩いています。家で狭い思いをするくらいならば、外でお茶している方が快適。→経済は発達
強制的にリア充になります。
③ 物はすっごい溢れている。
コンビニの数やスーパーの数もめちゃくちゃあります。
先ほどの①、②は、発展途上国ではよくある話ですが、ここ香港は超超超先進国です。
モノは日本以上に溢れています。
お金があれば不自由なものはありません。
つまり「お金」の価値が日本以上に高いということになります。
話は脱線しますが、お金の価値は一定ではありません。
無人島で10億円持っていてもお金に価値はありません。
モノは溢れている
でも物価が高い
お金さえあればよい暮らしはいくらでもできてしまうわけです。
東京都23区くらいの大きさしかない香港で、この貧富の差は大きい。
しかも労働人口は慢性的に不足していると言います。
がんばれば、明日はきっともっと良くなる。
そんな活力を感じました。
④一方で不満もある。
③と矛盾しますが、今若者の間では「がんばっても浮上できない」という不満がたまっています。
これは物価の上昇に賃金の上昇が追い付いていないことが問題です。
投機マネーの流入で、物価はどんどん上がっています。地価に関してはそれを遥かにしのぐ勢いです。
問題も多く含んでいるけれど、東京都は明らかに違うエネルギーがここにはあります。
私はとても強い危機感を感じました。
とにかく働いている人が若い。どんどん大陸からも人がやってくる。
このエネルギーが本気を出せば、「日本品質」という今日本が強さを誇っているものが崩れ去ることも予測されます。
日本に中小企業も、国内だけではもう戦えません。
人口は減少していきます。
これから、大手だけでなく、中小企業もこの戦いに巻き込まれるわけです。
haruはそんな中小企業を応援する仕事をこれからもっともっとやりたいと決意を固めました。
残りの滞在も頑張ります!!!!