中小企業診断士 独学 「合格後のこと」
みなさんこんにちわharuです。
気が付いたらもう4月も中旬。あの合格発表から約3ヶ月もたったのかと思うと、早いような、いやいや盛りだくさんすぎただろ!って思います。
受験において、合格後をイメージするってとても大切なことだと思います。
思考は現実化するという本もベストセラーですものね。
というわけで、本日は合格後どうなったのか、そして今後どうなるのかの予想を書いていきたいと思います。
〇 中小企業診断士はとっても食えない?
私もこのテーマがとても気になっていました。
というのも、「合格者の声」というのをネットで拾っても、企業内診断士の方が多く、「うーん。確かにいろいろ変わりそうだけれど、資格取得の苦労に見合うのかな?」って疑問に思っていました。
「出会う人が変わる!」とか「充実した生活が送れる!」とかを聞きたいんじゃなくて、「収入が増えた!!」とかを聞きたいのに。。。。って思っていました。
あれから3ヶ月体験してみて、実際に1年目は「それどころではない」っていうのが本音だと思います。
1月の合格後、即効で「実務補習」に申し込みました。私は東京で申し込んだので、大丈夫でしたが。大阪は、5日間コースが速攻完売。売れっ子アーティストのコンサートクラスのようなチケット争奪戦です。しかも正規ルート以外購入できないので、熾烈を極めました。
合格と同時に「中小企業診断士の受験本」の執筆に参加しました。これは基本スカウト制のようですが、私がなんで選ばれたのかはよくわかりません。
どうしても参加したいという方は、勉強会に参加したり、セミナーに顔出したりすると、飛躍的にチャンスが広がると思います。
人によっては雑誌とか、受験校のセミナーとか引っ張りだこの人もいました。
そして2月は実務補習本番。私は5日間コースに参加しました。5日間コースと言っておりますが、平日の「自主作業期間」があるのでおおよそ2週間の実習になります。
はっきりいって超キツイです。
所謂研修だと、座学→実習の流れだと思うのですが、座学は試験勉強で終わってるからいきなり実習という理屈です。
報告書の書き方やヒヤリングの仕方なんて科目はなかったはず。。。
段取りも、提出する書類のレベル感も分らぬまま本番突入。そして一週間後には100頁近い報告書と、報告会です。最強にテンパりました。
そして2月中旬からは実務従事。
これも一般公募しているところは少ないと思いますが、先輩のコネとかで、インターンのようなことをやらせていただき、実務ポイントを頂きます。
これは、実務補習と違って、わりと長期(1-2ヶ月くらい)のスケジューリングだったので、腰を据えてできました。
3月は、土日実務従事、平日夜は執筆、平日昼間はもちろん仕事っていういつ休むんだ状態が続きます。疲労もピークで、たまに半日くらい空くと、死んだように寝ていました。また、このころ受験校のオーディション等にも参加しました。
4月は実務従事大詰め、それから各都道府県協会主催のフォーラムに参加です。
私は、もう入る支部と研究会等を決めました。
これからは予測ですが、4~6月は、協会が主催する育成講座に参加する予定です。中には、10月くらいの長期のコースもあるので、とにかく今年は実務を学ぶ年になりそうです。
またアウトプットとしても、少しずつ実務にも声をかけていただいているので、右も左もわからないまま突き進むって感じです。
つまり余計な事を考える暇もないほど、忙しくなります。
みなさん言われることですが、受験期間中よりはるかに忙しいです。ですが、試験のときと違って時間に追い込まれるっていうような精神状態というよりは、目の前のことをこなすのだけで精いっぱいって感じです。
私は独立をめざしているので、こんな激しいスケジュールですが、
合格ご1~3年でゆっくり実務ポイントをとって、資格獲得。さらに1年目はとりあえず育成講座に参加する。くらいのゆったりとしたスケジュールも可能です。
選択肢は沢山あります。そしてこれだけは言えることは
今と同じ体験をしようとおもったら、相当な投資を必要とする
ことだけは間違いないと思います。
育成講座も、民間でやっているセミナー等では、どう考えても30万以上かかるでしょうし、コンサルタントや執筆、セミナーのチャンスを得ようとしたら、100万近くはすぐ必要になってしまうと思います。
中小企業診断士の資格は「食えない資格」というよりは、「食える人間になる」ための、割引切符っていったイメージを今では持っています。
様々な特典はあります。でもあくまで補助輪でしかないため、それだけでは走行できません。やはりエンジンとなるのは、その人自体なのだなって思います。