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みなさんこんにちわ。haruです。
お花見皆様行かれましたか?日曜日は少し雨になってしまいましたね。今週も雨が続き桜は散ってしまいそうです。残念。
さて本日のお題は、「おんなじ問題ばかり間違える」です。
問題集を回していると、なぜかおんなじ問題ばかり間違えることってありませんか?
問題の難易度が高いということもありますが、一番記憶に刻まれているはずなのに。。。って思ったりしますね。
でもこれはとても重要な発見です。
つまりその論点は「理解した気になっている」という傾向にあります。
「いやいや中小企業白書の問題だったり、経営法務の暗記系は仕方ないよ。。。」
ってわたくしも思っていました。
でもこれはストーリーが頭に入っていないということなので、おそらく少し形を変えた応用問題で、確実にはじかれます。
例えば、株式を100%保持していたらどうでしょう。
参考サイト
会社のことは、その人がすべて決められます。無敵です。なぜなら会社の所有者だからです。(もちろん労働基準法とかの違反はだめです。)
では、2/3を持っている場合は、すごい力を発揮できそうです。まず考えていただきたいのは、株主総会は基本多数決です。一人で過半数をゆうに超えてしまう投票権をもっているわけです。会社にとって重要な決議である「特別決議」を決定できます。
では、単独で過半数(1/2超)を持っている場合は?基本的には多数決なので、ふつう決議を通すことはできます。ですが、本当に重大な「特別決議」だけは、もう少し慎重を期すということで、一人では通せません。
では、1/3を持っている場合はどうでしょう。先ほどの「特別決議」を阻止できますね。よくニュースとかで、「○○の株、大手投資ファンドが35%を取得。」とかありますね。これがなぜ話題になるかというと、「特別決議」を阻止できてしまうため、会社はもはや自分たちの意思決定を自由に行えないことを意味します。
などなどです。
大事なことは、「中小企業診断士として必要な知識を得ること」です。つまり暗記だけしている受験生は通過させたくない、という国の思惑があります。
中小企業の社長にもさまざまなタイプの方がいらっしゃいますが、以前書いた記事のように「天才肌」で、その商品や技術においては右に出るものはいないけれど、経理や法律にはまるで無頓着という方もいらっしゃいます。
「 この間、仕入れ先が来て、うちの支払い大きいから大変だろうから、代わりに株を半分くれたら相殺するよーって言ってるんだ。おいしい話だよね。別にうち株式公開とかしていないし、紙切れ同然だから。」なんて言われたら、もう皆様は全力で止めると思います。
こんなフランクなデットエクイティスワップの提案はないとはおもいますが。。。
何かの参考になれば幸いです。