中小企業診断士、合格後すぐに独立したらこうなる

中小企業診断士で独立をお考えの皆様、受験を目指す皆様。コネなし、専門性なしでいきなり独立するとどうなるかを赤裸々に書いていきます。皆様の人生設計の一助になれば幸いです

打倒1次試験 その2

結論から先だしでは物語としてつまらんといろんな方に言われましたが、このブログは面白さよりも実用性を重視してまいります。

前回の続きですが、簿記2級受験は正直おすすめできません。

はっきり言って遠回りですし、2月の簿記の試験までは、肝心の中小企業診断士の試験勉強ができず、しかも

 

「ファイナンス部分は守備範囲ではない」

 

はっきり言ってあの頃の自分に説教したいのですが、簿記2級は確かに「財務」についてはかなりのアドバンテージになります。しかしもう一つの柱である「ファイナンス」に関しては2級の試験範囲ではなく、特にキャッシュフローやNPVというものはゼロから勉強する必要があります。

 

とはいえ前回の記事で書いたようにテキストがものすごくわかりやすいため、基礎固めにはもってこいです。理想を言ってしまえば、さらっと簿記2級テキストを学習し基礎を学んだうえですぐに中小企業診断士の勉強にシフトするのが正解です。

 

というわけで 2015年1月と2月は全力で簿記2級に挑んでおりました。

 

2015年3月 「経済学・経済政策」へリベンジ

さて昨年バッキバキにわたくしの心を折ってくださったこちらの「経済学・経済政策」(通称「経済」)。

どうするべきか大変悩みました。

単体で科目合格の60点をマークするのはおそらく厳しい。

そこでこの科目は「足切にならない40点をめざし、足りない20点を残りの6科目でカバーする」という作戦に切り替えました。

※このページを見てる皆様は当然ご存じだとは思いますが、中小企業診断士1次試験の合格基準は、受験科目の点数の平均が60点であり、かつ1科目でも40点未満なものがないことです。

 

この段階で昨年立てたスケジュールも作戦(科目合格を積み上げる)も完全無視です。今年の受験(2015年)はあきらめ、来年(2016年)で全科目一発合格を狙うことに変更しました。

このころ簿記2級の結果も出て合格が出ていたので、最低限の2015年のノルマは達成したかなと考えていたのが本音です。とりあえず家族(嫁)に対して「やる気」をみせることはできたと甘く考えていました。

2015年4月「経済学・経済政策」の救世主あらわる。

1か月テキストを何度も読み直しましたが、全く過去問題や問題集が解けません。挙句の果てには「答えのマークは全問暗記しているが内容は理解していない」という不毛な状況になりました。

そんな折たまたま寄ったブックオフでその後救世主となる書籍と出会うことになりました。