中小企業診断士、合格後すぐに独立したらこうなる

中小企業診断士で独立をお考えの皆様、受験を目指す皆様。コネなし、専門性なしでいきなり独立するとどうなるかを赤裸々に書いていきます。皆様の人生設計の一助になれば幸いです

中小企業診断士 独立 260日目 独立前にしておくべきこと

皆様 こんにちは!haruです。

 

今日は、「独立する前にしておくべきこと」についてお伝えいたします。

私自身が「ああこれやってから独立すればスムーズだったなぁ」ということについてお伝えいたします。

 

1、実績を積むこと

中小企業診断士の仕事自体は、副業でできるほど甘いものではありません。

当たり前ですが、安くないお金を頂くわけですから、顧客からみたら片手間でやられたらかちんときますね。

 

しかし、実績を作っておくことはとても大切です。

なにも、診断士の仕事に限りません。

 

現在営業でいらっしゃる方は、とんでもない売上実績を残しましょう。

そして、そのノウハウ形式知化します。

 

さらに自主セミナーとかを行います。

お金に余裕がある方は、自費出版で本まで出してしまえれば鉄板です。

 

独立後は「営業支援」という専門性をもってスタートできます。

 

商品企画のお仕事ならば、ヒット商品を作りましょう。

 

何が言いたいかと言いますと、

独立後のプロフィールに記載できることを作りましょうということです。

 

独立後、プロフィールは爆裂重要です。

履歴書の比ではありません。

 

ですので、まず現在の段階でプロフィールを作ってみることをお勧めします。

 

これは私が、創業塾等でお伝えしていることにとても近いです。

 

どんな人間なら発注が来るのか。

どんなプロフィールならば発注が来るのか。

 

これを意識した上で、独立までの毎日を過ごすのとそうでないのでは、天と地ほどの開きがあります。

 

給料のために頑張るのではなく、プロフィールを充実させるために頑張りましょう。

 

ここで凄まじいプロフィールを作ることができたならば、確実に1年目で回収フェーズに入れます。

 

あまりコンサルタント向けのコンサルティングはやらないのですが、

以前「自分はharuと違って何にも専門性がないから食えない」と相談を受けました。

 

私の何に専門性があると思ったのかはいまだに謎ですが、

 

その方は、製造業の製造ラインのマネージャーさんでした。

 

専門性ありまくりですね。

 

文字に起こせていないだけです。

 

現場改善

部下のモチベーションアップ

効果的な製造原価の算出

 

さらにこれに実績が伴えば、かなり強いと言えますね。

 

まずは、プロフィールを書いてみる。

 

これを是非、やってみてほしいと思います。

 

今の課題が見えてくると思います。

 

何かの参考になれば幸いです。

中小企業診断士独立 259日目 食えるようになるには

皆様、超お久しぶりです。haruです。

 

いやー一度更新が止まると、中々再開が難しいという事を実感しております。

 

独立から8カ月が過ぎました。

 

この資格について改めて書きたいと思います。

 

中小企業診断士は食えるのか

 

はい。食べていけると思います。

 

しかしながら、とっただけでは無理です。

 

このような言葉を、このブログの読者の皆様は様々な場所で、目にしていると思います。

 

私なりに解説するならば、

 

中小企業診断士 という看板を事務所にかけても、集客はできません。

 

HPからもほぼ無いとおもいます。

 

これが、まず一つ目の理由です。

 

では、飛び込み営業は必要か。

 

私も仕事が無かった頃、よくやりましたがほぼ収穫はゼロでした。

 

紹介からしか、仕事は発生しません。

 

では、どうしたら紹介が発生するのか。

 

まず、人に会わねば紹介は産まれません。

 

しかも、仕事がある所に行く必要があります。

 

ここにたどり着くことができなければ、仕事は得られません。

 

二つ目の理由としては、中小企業診断士が必要な仕事は多いですが、貴方に発注が来るかはわからない。という事です。

 

何故貴方に発注するのかと言う理由づけができなければ、発注は来ませんね。

 

自分は事業計画策定系が多いですが、それはやった事があるからです。

 

講師の仕事も、話す事があるからです。

 

突き詰めてみましょう。

 

一年目からすごい売り上げをあげている同期は、独立前からこの事を必死に考えていたそうです。

 

勢いで独立した私はすっごい苦労しました。

 

ですので、まだまだ売り上げは低いです。

 

ただ、前職の年収くらいにはなりました。

 

多分同期の中ではかなり凡人な例だと思います。

 

ただ言えるのは、この半年で単価が上がってきました。

 

確実に時給換算で良くなっています。

 

私は亀なので、恐らくよく言われる中小企業診断士の平均年収780万にたどり着くのは3年目かなと思います。

 

しかし、前職のままだったら40になっても年収300万くらいだったと思います。

 

変化はとてつもなくでかいです。

 

更に10年後と、考えるとまるで違う人生くらいに開きがあると思います。

 

まだまだ答えは出ません。

創業一年となる6月には、やっぱ食えないと言ってるかもしれません。

 

何かの参考になれば幸いです。

中小企業診断士独立 229日目 「激動だった1ヶ月」

皆様お久しぶりです。haruです。

 

こんな更新が滞ったのは、1年ぶりですね。すみません。

 

なにを隠そう「超絶忙しかった」です。

 

まず、1月長女が産まれました。可愛さスーパーサイヤ人級です。

何時間でも見ていたいです。

 

仕事も忙しさ爆発でした。

 

1月は、支援先の補助金申請のサポートを2件。もちろん診断士は「代書」するわけではないので、経営計画を2件サポートしたのと同じレベルです。

さらに支援先の経営改善計画を2件、ミラサポでのご支援が2件。これだけでもいっぱいいっぱいにも関わらず、受験校の講師、2月の研修の準備、ビジネスプランコンテスト決勝に向けた準備でもうぎりぎりでした。

 

2月はさらに加速して、窓口相談、金融機関様からのご依頼、研修講師としての仕事、ふるさとグローバルプロデューサーの最終課題と忙しさだけは一人前でした。(ただし儲かっているわけではない)

 

少し心がやんだ時期もありました。

 

忙しいのに儲からない。このままずっとこうなんだろうか。安定収入がない。収入は山あり谷あり。これで我が子を養っていけるのだろうか。などなど

 

最近は、少しだけ気持ちが上向いてきました。

 

とにかく毎日仕事があることに感謝しよう。健康な体に感謝しよう。

今忙しいのは、慣れない仕事をしているから。

 

きっともっと楽になる。

 

今日改めてブログを開く気になったのは、コメントを頂いたからです。

 

熱い気持ちが伝わってきて、あぁ自分も1年前こうだったなぁ。っていうのを思い出しました。

 

この仕事は好きです。

 

大変なことが99%ですが、充実感がサラリーマンの頃の100倍はあります。

 

もっとこの仕事が社会に認知されて、すこしでも社会のお役に立てるよう頑張ります。

 

 

中小企業診断士 独立 195日目 「youtuberの過熱について」

皆様おはようございます。haruです。

 

今朝ニュースを見ていたら、youtuberの犯罪映像アップ問題が取り上げられていました。

 

ここ最近多いですね。

 

これは、実は企業の中では積極的に行おうとしている教育訓練の結論と同じものになります。

 

現在の研修においては、「成功体験の蓄積」と「共有」はメインストリームであると言えます。

 

営業活動等で、「うまくいった経験」があると、より仕事が楽しくなり、好循環が生まれます。

 

工夫した→結果が出た→うれしい→もっと工夫してみよう→結果が出た→うれしい

 

の好循環ですね。

 

そして「もっと工夫してみよう」の根底にあるのは、最初にうまくいった行動のバージョンアップが基本となります。

 

例えば、提案の際同じプレゼンテーション資料を使いまわすのではなく、顧客によってカスタマイズしてみたらうまくいった!

 

なのであれば、より顧客情報を分析して、最適な提案ができるよう資料をブラッシュアップします。

 

あるいは、業務改善なのであれば、「朝一番に今日のやることを書き出したら効率が上がった」なのであれば、「一週間の予定が俯瞰できるようアウトプット」してみよう、「個人だけじゃなくて、チーム全体で行ってみよう」などです。

 

そして、その結果を喜んでくれる人(上司や顧客など)が多くなればなるほど、期待が大きくなればなるほど、その工夫は大きくなっていきます。

 

もうお分かりの通り、昨今のyoutubeの問題はこの流れをまんま周到しているわけです。

 

少し過激なことをやってみた。(例:牛丼特盛を3杯頼んで全部残す)

閲覧数が上がった。

うれしい

もっと過激なことをやる。(例:高級すし店に行って3万円分頼んで全部残す)

閲覧数が上がった

うれしい。

 

コメント欄には、「アップ主さんのアウトローには感動」と書かれていきます。

 

こうなってくると、もはや「牛丼レベル」に戻ることはできません。

期待を裏切りたくない。

 

そして行動はエスカレートしていきます。

 

支持してくれる人がいると「自分は正しいこと」「意味のある事」「価値のある事」をしていると自己実現感が出てきます。

もちろん本当に社会に貢献できることであれば、素晴らしいことです。

 

しかし、上記の例でいくと「過激なこと=みんなが喜ぶこと」「みんながやらないこと=価値があること」と思考がすり替わっていきます。

 

結果、犯罪行為にまで行ってしまうわけです。

 

本日のニュースでも、「動画アップ後、犯罪性に気づいた」と容疑者が語っていました。

 

これが、保身の為なのか本心なのかはわかりませんが、

 

一つ言えることは

「みんなが喜んでくれているのだからこれくらいは許せされるだろう」

という考えや

 

「それでも自分を支持してくれる人がいる」

 

という想いがあったと思います。

 

何が言いたいかというと、我々コンサルタントもこのような危険性をはらんでいるということです。

 

我々コンサルタントが顧客からがっかりされるケースの第一位は

 

「そんなの知ってるよ。もっと画期的なアイデアないの?」

 

と言われることです。

 

しかし経営は基本がないと、それはただのギャンブルになってしまいます。

 

顧客の期待に応えたいがために、一発逆転のアイデアばかり提案してしまわないよう気を付ける必要があると感じました。

中小企業診断士 独立 193日 「新年の抱負」

皆様 あけましておめでとうございます!

haruです。

 

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

haruはというと、1月2日から本年の仕事を開始しておりましたが、世間様では本日からのところが多いようですね。

 

昨日から事務所にも行ったのですが、おもったよりもスーツ姿の方が多く、意外に1月3日から仕事始まりのかた(ある意味カレンダー通り)の方も多いのだなと実感いたしました。

 

さて、本年の抱負というか目標を書いていきたいと思います。

 

① 商工会議所で単独セミナー

これは実際に叶う予定となっております。(オファーはいただきました。)

初の商工会議所での単独セミナーどきどきしますが、精いっぱいお役に立てるように頑張ってまいります。

 

② 書籍の出版

どうやらこれは避けては通れないようです。

師匠も本を出版しているのですが、効果は絶大(ただし印税はほぼ期待できない)とのことでした。

どうすれば出版にこぎつけるのか現段階では全く分かりませんが、目指してまいろうと思っております。

 

③ 顧問先の獲得

駆け出し中小企業診断士の夢といえば、やはり顧問契約ではないでしょうか。

長期に渡ってがっつりと経営のお手伝いをさせていただきたいと思っております。

 

この3つが三大テーマです。

 

私は、夢が決まると必ず神社に行って絵馬を書きます。

 

ちなみに、去年絵馬に書いたものはすべて叶いました。

 

絵馬の何が良いかって、うちの近所の神社は1年間絵馬を飾っていて(?)くれているので、その年の初めに書いた絵馬からずらーっとharuゾーンがあるわけです。

 

昨年の一番初めに書いた絵馬は「中小企業診断士になります」でした。

これはまだ口述試験の発表前だったのですね。

 

そう考えると1年の長さに呆然としますが。。。

 

書き方のコツというか、絵馬は基本的に「叶いますように」という想いで書くものではないそうです。

 

神様にむかって自分の「決意表明」をすること

 

これが正式な意味らしいです。

 

いつも見守ってくださる神様に宣言したからには全力でやらなくちゃ!という闘志がわいてきます。

 

私はスピリチュアルな話をしたいわけではなく、「決意表明」ってやはり大事だと思います。

 

皆様の今年の決意表明は何でしょうか。

 

昨年読者の皆様で診断士試験に涙をのんだ方はリベンジでしょうか。

 

このブログではあまり勉強法とかは諸事情で書けませんが、少しでも診断士の仕事がリアルにお伝えできるよう努力してまいりますので、

本年も当ブログをよろしくお願いいたします。

 

 

中小企業診断士独立 188日目 「独立したければ働き続けろ!」

皆様こんにちは。お久しぶりですharuです。

 

現在も事務所で仕事しております。そして、明日も事務所で仕事です。

 

 

 

 

 

これを聞いて大変そうだなとお感じの方が普通ですよね。

 

タイトルもあおらせていただきました。

 

ところが、全く大変ではありません。

 

独立すると仕事が楽しくて仕方がないです。しかもです。今日やっている仕事は先回りしている仕事であるため、精神的にもノーストレスです。

むしろ充実感があります。

 

この半年間で気が付いたことはこれですね。

 

よく独立記や、開業の本などで「1日12時間、365日働いた!」なんてものがありますが、これは仕事が楽しいからやれるのです。

 

これが会社の社員だったら過労死しています。

 

ゲーム好きな人は1日中ゲームをしていても「過労死しそう」とは思わないはずです。

 

ですから、これを人に強要するブラック企業の考え方は「理解」できます。

 

しかし許せません。

 

好きな事は人それぞれです。

 

自分は平気だったのは、貴方が楽しかったからです。それを押し付けてはいけません。

 

私だって中小企業診断士の仕事すべてが好きかと言われたらそんなことはありません。

 

ですが、「自分」という商品が少しづつ戦える状態に近づけていることがうれしくて、どんどん仕事に取り組もうという気持ちになるわけです。

 

そりゃ私も疲れます。

 

でもどちらかというと旅行にいった後の「疲れたー」という疲れであって、会社員時代の「仕事のことを忘れたい」といったメンタルの疲れとは違う気がします。

 

ですから、「独立するにはずっと働かなくてはいけないのだ。。。」とブルーになる必要はありません。

 

ちなみに、私の今日の一日ですが、

 

8時起床 (睡眠時間7時間!ばっちりです!)

9時~11時 家の大掃除

昼休憩

13時~今 事務所にて 2月のセミナー資料作成

          受験校の教材研究

          2月のプレゼン資料作成

          クライアント様への提案資料作成

 

と、いろいろやっているため、飽きないので別に疲れません。

それにいつ事務所に来ても私の自由だし、仕事の選択も自由です。

 

今日のブログで伝えたいのは、事実は切り取り方次第ということです。

ですから、ウェブの情報に振り回されないようにしてください。

 

例えば、今日のブログの書き出しから、「頑張ってる自慢」を書いていくことも可能ですし、「助けてかまって」と書いていくことも可能です。

 

年末に仕事をしている

 

この事実だけで、様々な切り取り方ができるのです。本当はただ本人がやりたいだけだとしてもです。

 

ネットの情報は嘘が多いというより、誤解を生ませやすい。あるいは意図的に誤解へ誘導できるわけです。

 

SNSを見ていると、みんなリア充に見えるのと全く同じです。

 

ですから、独立に関して必要以上に恐れないでください。

そして必要以上に楽観視しないでください。

 

どっちやねん。というお話ですが、

 

とにかく独立している人に直接話を聞いてみることです。

もちろん見栄を張られる可能性はありますが、それでも実際話をしてみると見える世界が変わります!

 

何かの参考になれば幸いです。

 

 

 

 

中小企業診断士 独立181日 「2017年中小企業診断士受験をお考えの方へ」

皆様こんにちは。haruです。

 

2次試験の合格発表も終わり、涙をのんだ方、来年から始めるという方もいらっしゃると思います。

 

本日は、この資格の考え方について書いていきたいと思います。

 

とにもかくにも、中小企業診断士試験は2次試験が肝です。

 

1次試験は、科目合格制度もありますので時間をかけさえすれば、合格はいつか見えてきます。

 

しかしながら鬼門となるのは2次試験です。

 

この試験にとって、言い古された言葉ですが、「正解が公表されない」からです。

 

つまり試験というかまるでコンテストのようなスタイルなわけです。

 

1000人の受験生の上位20%が合格する。そんなコンテストです。

 

残酷ですね。いっそ養成課程に行った方がいいかも、、、。なんて私も受験生時代に何度も考えました。

 

しかし、このコンテストの審査員の方が、日本の経営コンサルタント上位20%の方がお造りになられているかというとそんなことはないわけです。

 

恐らくは学者様です。

 

私はここで一つの仮説を立てました。

それであるならば、過去問の研究しかないのではないか?ということです。

最新のコンサルタント技術は日進月歩です。さらに、人それぞれです。つまり正解なんてないわけです。

それを指針にやろうと思ったら問題など作れません。

 

しかし、会社に潜む問題点というのは、あまり変わりません。

組織、人事、マーケティング、運営管理、財務

ここでどのような問題があるか、というとかなりの確率でフレームにはめることが可能です。しかし、解決策は無数にあります。

であるならば、過去問を研究して、どのような事例ならばどのような問題点があるのかをひたすら研究するしかないと考えたわけです。

 

そう考えると、受験校に通われている人はやはり圧倒的に有利です。

受験校は、恐らく確実である「問題点の抽出」と「現状の把握」を徹底的に教え込みます。「解決策の提案」は部分点がもらえればOKというスタンスでしょう。結果それで6割近くとれる設計になっているのだと思います。しかもその論点にかんして、専任の講師が日々研究しています。

独学生には圧倒的に不利です。

 

私は独学で合格しました。それは事実ですが、いつも独学(特に2次に関しては)はお勧めしていません。

 

受験校の講師をしているからというわけではありません。

 

圧倒的にコスパが悪いからという理由です。

 

2次試験に私がかけた金額は、受験校に通っているのとあまり変わりませんでした。

まず、独学用のテキストが少ないし、一つ一つの価格が高い。

やたら模試の金額が高い(1次と違って添削にコストがかかるからでしょうが。。。)

 

一方やるべきことは、独学生は膨大です。私は過去問の研究だけで(問題を解いていたわけではない)2週間くらいかかりました。

 

もちろん受験校に通わなければ受からないというわけでは、ありません。

ですが、2次試験に限って言えば、「お金」という理由で独学を選ぶのは少し危険です。

 

このブログの過去記事を見て、「独学でも簡単に受かる」と勘違いされてしまうとつらいとおもって書かせていただきました。

 

心から皆様が来年突破されることをお祈り申し上げます。