中小企業診断士 独立 67日目 「2次試験と実務の違い」
皆さんこんにちわharuです。
あっという間に8月も終盤、2次試験を目指している皆様はざわざわしてくる期間ですね。
私はあたふたしていました。
さて、本日のお題は「2次試験と実務の違い」です。
結論から言って2次試験はとてもよくできた試験だと思います。
「与件文ってなんでこんな分かりにくいんだ!」って思われるかもしれませんが、
実務はもっともっとわかりにくいです。
会社のHPもない、社長からヒアリングするしかないという状況からしたら与件文程の情報を得るのはかなり難しいですし、もし初回ヒアリング2時間であそこまでの情報が取れたら超敏腕コンサルタントです。
ですが、もちろん2次試験は難しいと思います。
コンサルティングに答えなどないので、どんなこともかけてしまう。
実務を知っていれば、いるほどなんでもかけます。
しかし
車の教習所を思い浮かべてください。
実際の運転に比べればかなり安全運転です。なぜあそこまで徹底させるか
「事故を起こさないためです」
つまり、この2次試験は、ベストではないかもしれませんが、「この方向で提案することが最低限のぞまれる」つまり「少なくとも会社にとってマイナスにならない」という提案をするためには、どのような考え方をすればよいのか。
という試験です。
私も実務でコンサルタントを行う際は、今でも基本は2次試験の考え方を採用しています。
しかしそれだけではお金を頂くほどの提案にはなりませんので、更に専門性を高めた提案を行います。
それでも基本は基本。基本を無視した提案はよほど状況がトリッキーじゃない限り行いません。
「リストラしましょう」
「顧客の満足度は無視しましょう」
という提案は行いません。
ですので、絶対コンサルタントになった後でも役に立つ試験です。
受験生の皆様是非そのことを念頭において対策をいただけましたら幸いです。