中小企業診断士、合格後すぐに独立したらこうなる

中小企業診断士で独立をお考えの皆様、受験を目指す皆様。コネなし、専門性なしでいきなり独立するとどうなるかを赤裸々に書いていきます。皆様の人生設計の一助になれば幸いです

打倒1次試験 その6

さて、前回の記事で「じゃあ1次試験は独学でいいんですね?」とか質問がありますが、はっきり言って「ひとそれぞれ」です。

 

そしてやはり予備校有利であることは間違いないです。

前回も触れましたが、もう少し深堀してみましょう。

やりかたによっては独学でも互角に戦えるとは思いますが、予備校のメリットとして

① タイムスケジュールを予備校がやってくれる。

→これ相当でかいです。独学でやっていると本当に心が折れます。

「今日は疲れている」「今は仕事が忙しい」「彼女(彼氏)の機嫌が悪い」

勉強を休む理由なんていくらでもあるんです。特に自分に甘い私の場合、これは本当にきつかったです。その点「講義」があって「確認テスト」があるという強制力がはたらく予備校はやはり有利です。

② 重点的に抑えるポイントがわかりやすい。

中小企業診断士試験はまだまだマイナーな資格です。つまりテキストの選択肢が少なく、また「わかりやすさ」よりも「試験範囲を網羅」することを優先されている為、テキストを読んでいるだけでは、重点ポイントがわかりません。過去問の傾向から自分で分析を行う必要があります。

③ 質問ができる。

ある意味これが一番でかい。講義動画等が充実しているとはいえ、独学は質問をする相手がいません。「?さっきの説明と矛盾してない?」というのが出てきたとき、本当に絶望を感じます。

 

逆に独学のメリットとしては

①金銭面 

やはりここにつきます。テキスト代だけで済むというのは大きい。(但し2次試験はさほど違いがありません。ここはまたいずれ)

②自分のペースで勉強できる。

メリットとしてあげられるかどうか微妙なところですが、例えば3年~4年と受験期間を考えている人は、予備校のメソッドはたいてい1~2年で合格を目指しておりますので、独学の方がいいかもしれません。

 

結論

この資格における「緊急度」と「必要性」を自分の中で考える必要があります。

先日の日経新聞で「とりたい資格1位」とかになっていましたが、単に自己啓発で受けたいという方、資格の取得はともかく学んで見たい方は独学でもよいと思います。

但し、このブログをご覧のみなさんは「緊急」で「必要」だけど、独学で受かりたいという方がほとんどだと思いますので、まず、独学で取り組んでみるのもよいかと思います。

 

逆に一番やってはいけないのは、「勉強のスタート自体」を見合わせることです。

予備校のパンフレットを穴があくまで見ても、受験系のサイトをいくら見ても、やはり勉強を始めなければ、合格には近づきません。

 

次回からいよいよ各科目合格の部分に触れてみたいとおもいます。